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短 歌


メール半ばで
   月見の庭へ
     戻ればピカピカ待ちし携帯

(2007年平成19年8月28日。ピカピカして待っていた。皆既月蝕の夜)


赤銅色の
   皆既月蝕(夜空に浮かんだ)しらぬ顔して
     真夜中照らす

(2008年平成19年8月28日。八時半頃赤黒の月が浮かんで十二時過ぎには、満月になって辺りをサンサンと照らしていた。何とも知らぬ顔だった。)

梅雨時に
   心和ます ノウゼンカズラ
     送るメールの主役になりけり

(平成20年6月25日)

つゆ入りて
   飛び交うちょうも どこえやら
     ぬれて喜ぶ(笑顔の)庭の草花 
(平成20年 つゆ入り六月十日 飛んでいた七・八匹の蝶も来ない?)

我が友の
   在りし日くれた赤梅の
     七年過ぎて(膳に上がる)(膳の友なり) (膳のお友に)

(2007年平成19年9月18日)

梅雨入りで
   飛び交う蝶もどこへやら
     濡れて喜ぶ(笑顔の)庭の草花

(2008年平成20年6月11日、梅雨入り6月10日 飛んでいた、七・八匹の蝶もどこえやら、姿なし)


梅雨時に
   心和ます(庭に咲いたる)ノーゼンカズラ
     送るメールの主役になりけり 

(2008年6月25日、知人、孫、子供等に写真入りのメール送りに忙しくて)

八十の
   坂を越えて(超えにし)日めくりを
     めくれば最早半年すぎぬ

(2008年7月1日)何と早いものと感無量梅雨明けて

青空広がる前庭の(わが庭で)
   庭木と花も風と合奏

(2008年7月7日、色々な花(ノーゼンカズラ、カサブランカ朝顔、風に合わせてユラユラ揺れた)

七夕(たなばた)に
   約せし如く梅雨明けて 
     銀河の星座も笑顔で走る(飛び交う) 

(2008年7月7日、梅雨明け7月6日)        



(1〜50) (51〜100) (101〜112)

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─ 岡田静代 短歌集「つれづれ」 ─
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