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短 歌


真夜中の
   星空のぞき温度計     
     暑さ寒さも彼岸まで
 
(2003年平成15年9月22日彼岸前温度はずっと下がっていた真夜中の寒さに目が覚め温度計を見る)
  
秋の朝
   青き空澄み花二輪                
      夫のバースデイ祝うが如し

(2003年平成15年9月26日今年もハイビスカスが咲き目を楽しましてくれる)

永年の
   指揮を務めし合唱の
       又金賞のテレビに見入る

(宮崎の姪、有川幸子宮崎学園高校を率いてNHK全国大会に出場50回、金賞受賞23回を取っている。宮崎市名誉市民)

久々に
遠い昔を偲びつつ
   味をかみしめ喰うむかご飯
 
(2003年平成15年10月30日)

夜匂おう
  イエライシャンに昼はまた
     匂豊かなもくせいの花

(2003年平成15年10月12日 ひる時は金もくせいに、夜だけ匂うイエライシャンの気高き匂いが辺りいっぱいである。)

秋の夜を
   わがもの顔に咲き匂う
    イエライシャンの匂う部屋ゝゝ

(2003年平成15年10月15日咲き誇った花を、 二・三鉢どの部屋にも入れてみる、その楽しみ有り)

おそ咲きの
   ハイビスカスの花二輪
      庭一ぱいを見張るが如く

(2003年平成15年10月12日大きく開いて話かけてる様に) 

初春の
   話題にのぼるホームページ
     上五島の野首教会

(2004平成16年教会のホームページを見ながら色々の思い出にふけりながら呑む。平成十一年野崎島に上陸、9人居た島の人に焼酎をご馳走になる。此のあと平成15年には野崎島は無人島になった。)
(又は)
初春の
   思い出残るホームページ
     鹿の群れ居る野首教会 
            

夕日時     
   桜に映えて黄金波
       テーブル引き寄せ酒酌み交わす

(2004年平成16ねん4月5日部屋から見える桜に  夕日が当たって何とも言えぬ光景だった。)  


早朝の
   まだ明けやらぬ窓開け渡し
     夕べ花見の朝暗い桜よ  
            
 (2004年平成16年4月6日朝五時半)
(五時半の未だうっすら暗い時、ゆうべ夕日の桜を見たキレイさが、今朝は暗桜の様)
                
八十の
坂を向える月の夜は
   兄弟(キョウダイ)(友)と酒酌み交わす

      団欒(ダンラン)の夜 
(‘2005年平成17年5月14日七十八才の夜(ダルマにて)月の夜)

赤かぶの
   目を楽しませる食卓に                
      なくなる頃には又次のかぶ

(2005年平成17年5月28日二十日大根の小さい赤い玉の漬物が、何時も食卓にのぼっている)

梅雨晴れに
   親としたいしとなり人         
       花も知らでか永の旅立ち

 (2005年平成17年5月17日葬儀場にて)

久しぶり
個展の帰路に子等と飲む
   孫も加わり酒飲み交わす
    
(南阿蘇の夢美術館の帰り)
2005年平成17年10月14日夜熊本佐都子さん達と    

(俳句)
名月や月の明かりで洗い物 
 外は名月 月の明かりで物洗う             
  月見る月は見たけれど
    旧の名月又も(又又)名月

(平成17年10月17日)

真夜中に
  ふと窓開ければ名月の      
    あまねく照らす夜の花々

 (平成17年10月17日深夜0時)

真夜中の
  匂いにさそわれ起き出でて
     しばし眺めるイエライシャン

(2005年平成17年10月18日真夜中一時半)   

外は秋
  寒さに耐えて朝顔は
     昨日一輪今日五輪

(平成17年10月20日18度C)
   
  
真夏より
   咲き続けたる朝顔の
     五輪並んで秋空を見る

(2005年平成17年10月20日朝18度C ちょつと寒い朝だった。)

早朝に
   色鮮やかな顔揃え
     ほこらしげにも見せる朝顔

(2005年平成17年11月6日自宅)
   
  
紅葉の
  里尋ねんとはらからで
   共に集いて酒のうまさよ

(2005年平成17年11月18日しじみ亭で姉妹集まり互いに呑み語らう)


秋深し
   野山の紅葉にひけとらず
     ほこらしげに咲く(き)ハゼの紅さよ

(2005年平成17年12月1日)

(俳句)
目が覚めて
   匂い沸くなり夜来香
 目覚むれば   
   匂い寄せ来る夜来香 
                   
 (2005年平成17年10月18日) 正二

目が覚めて
  夜来香の良かにおい

(2005年) 正二  

八十の
  年令重ねし役員会
     友よりもらい干し柿を喰う

 (2005年平成17年12月3日山路にて)
秋深し
   温泉帰りの心地よく
     車窓に浮かぶ上弦の月

(2005年平成17年12月6日)
起き出でて
   食卓主の盆栽に
     「オハヨウ」交わす赤きマユミよ

(2005年12月11日(朝)

ほろ酔いで
   ふと目を向ければテーブル(食卓)に
     赤き真弓の弾けおるなり

(2005年12月19日朝)

昨夜来
   厳しき寒気と思いつつ
     外うち見れば銀世界なり

(2005年12月22日珍しい大雪で5センチ位積もっていた)


(平成十八年正月)
初春の
   旅終え帰る馴れの道
     見る草花までもおめでとう
   (2006年1月4日)

携帯に
   孫成人の写真着く
     我が身の齢をしみじみ思う

(2006年平成18年1月11日)

孫成人の
   写真見て
     返すメールの嬉しく楽しさ

 (2006年平成18年二月11日)

日向(ひなた)にて
    天候不順の干柿を
     手でもみながら口に入るなり

(2005年平成17年12月25日)

酷寒の
   零度を超える明け暮れに
     すぐ春だよと水仙笑う

(2006年平成18年1月29日9急の腰痛)
明け暮れに
   まぼろしのカニ子等より届く

(2006年平成18年2月4日信之さん久美子さんと二人で、ボーリングの賞品とかを分けて頂く)


腰痛で
   久方ぶりの家族風呂 88
     呑む一杯のビールの旨さよ

(2006年平成18年2月18日、川崎の風呂に行く)

生前の
   絵手紙何時も感極め
     今亡き人の功徳を偲ぶ
        又は(気高き人生)

(2006年平成18年3月20日高木治子さん90何歳かの個展)

いつの日か
   二人作りの絵の湯呑
     しばし眺めて二人で呑むなり
     又は(思い出ふけり二人で呑むなり)

(2006年平成18年6月14日スナックにて土こねから)

八十の
   坂を超えても気は若く
     個展パソコン生き生き励む 
           
2006年(平成18年9月吉日フジバンビで個展、10月18日〜23日まで。正二さんの日頃の頑張りの様子を スゴイネ)


古里の
   遠い昔を省みて
     今日はなつかし金比羅まつり

(2006年平成18年3月10日、今日は金比羅さんたーいと言っていたかな)

庭すみに
   植えし柿の木初実熟れ
     味を確かめ孫に持ち行く

( 2006年平成18年9月30日、柿の実熟れて甘い味だった。孫の喜ぶ顔浮かぶ)


真夜中に
   家中香る(匂う)イエライシャン
     すべてのものに染まるが如し(染み付く)

(2006年平成18年10月21日真夜中)

七回忌
   母の思い出胸に詰め
     皿に残せし詩(うた)なつかしむ

(2007年平成19年4月14日 迫丸鈴竜の詩 木枯らしも雪も知らでかもちの木は青い葉陰に赤い実冴ゆる)(命日は5月7日)

上五島
   思い出深き野首教会
     行く末語り焼酎交わす

(平成十五年テレビで野首教会放映、無人島となっていた。2007年平成19年7月27日再放送、信之君に知らせる。)

長雨の 
   梅雨開け聞きて空青く
     梅雨が明けたとセミの合唱

(2007年平成19年7月28日、わがもの顔で)


一曲だけの
   音楽会悲しみ残る夕張の
     小学合唱二十七時間

(2007年平成19年7月28日二十七時間テレビTKUで夕張の元気付け、28日〜29日あった時)


我が息子(こ)より
   テレビ放映知らせあり
     見れば思い出教会群なり

(2007年平成19年7月28日)


台風五号も
   一夜去り(明け)
     知らぬ顔して朝顔一輪

(2007年平成19年8月2日、大輪の朝顔が、きれいな色で咲いていた)





























































































































































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