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短 歌


時期すぎて
   桜吹雪の舞い落ちる
      花見のように又風情あり

      (開花のように) 
(2008年平成20年4月12日花の散るのも何となく寂しくきれいであった)

夜桜を
   眺め飲む酒酌み交わし
     ワインも酒も特級酒になる

(2008年平成20年4月8日夜桜眺めて飲む酒の何とうまいことか)

満開の
   桜を尋ね我が夫は      
     桜の下で絵筆をにぎる

    (花に囲まれ絵筆を握る) 
(2008年平成20年4月6日)    

粉茶ひき
   ペアの湯呑みでのむ朝餉   
     春が来たよと小鳥飛び交う 
    
(2008年平成20年3月二人でペアの湯呑)

ろう梅匂う
   冬の空   
     晴れ渡りて待つ高瀬蔵かな

(2008年平成20年1月25日 朝はこの冬一番の低温で後に晴れ渡りて高瀬蔵講演の朝)   

厳寒の
   冬空の朝今朝も行く   
     思い出残す高瀬蔵の朝    
 
(2008年1月25日朝から心配でちょっと様子を見に行った)

湯浴みして
   家路に辿りふと見れば
     孫より結婚記念祝 
     
(2007年平成19年12月16日結婚記念日を二人 共完全に忘れていた。信之君久美さん理恵ちゃん三人で来ていた。この日は逢えなかった。)


冬空に
   干柿モミモミ亡き母を
     語りし思い出今よみ返る 

(2007年平成19年11月27日。1人干柿をもみながら、思い出?)


例年の
   せみの声なく気をもめば   
     晴れたる早朝せみの合唱

      (せみ鳴き渡る)          
 (2008年平成20年7月22日朝 今年はせみの来んねーと2〜3日前から話ていた矢先)

猛暑の日
   遠い昔を偲びつつ
     祖父の50年忌話題様々

(2008年平成18年7月26日)
祖父寅喜は、浄瑠璃がお得意で、何時も聞かされた。お寺で法要の後、岡村にて

祖父の法要
   五十年今日又偲ぶ
     母の思い出

(2008年平成18年7月26日)岡村にて 寅喜法要の場で、母の思い出しきり(特に英昭さん)


久方の
   祖父の法要兄弟で       
      意見交換悲喜こもごも 

(2008年平成20年7月26日)  
宴の席で、色々打ち明けた話飛び出す

会終えて
   甥のアパート訪ぬれば
     驚くばかりの子供の成長

(2008年平成18年7月26日)寅喜50年忌の後、善博君のアパートに行く。透子ちゃんの成長に大賑わいだった。


懇ろに
   お世話になりしヘルパーさん
     今日は別れの涙こぼるる(れる)

(2008年平成20年7月28日最後の日)
大久保さんお仕事を止めて、お母さんの元へ旅立たたれる。大変だろうが、頑張ってね。

早朝の予約
  院で友と逢い
   貴重な体験MRI
           
(2008年7月29日)学生時代の友、解川さんとお会いした。
MRIの音には、ビックリした。

夕立に
   しっぽり濡れて競い咲き(咲き誇る)
     綺麗さを増す庭の草花

(2008年平成20年7月31日)昨夜の雷夕立で雨を欲しがっていた、草花も今朝はキレイさを増していた。

真夏日に
   美容院の人々と(人達と)     
     カットの手を止めてケイタイ勉強

( 2008年平成20年7月5日)暑い一日に美容院のお客さんと、ケイタイの音の強弱調べ

立秋過ぎ
   半世紀ぶりの大洋館             
     絵師の個展でなつかしく飲む

(2008年平成20年8月7日)立秋が前日の6日だった
約50年前の大洋館で、大きい看板絵を描いていた、田上さん
現代美術館の蔵座江美さん、松尾君、信之、佐都子、正二夫妻ラムネ堂で飲む

我ハット
   遠い昔を振り返り     
      思い出詰めた終戦記念日

       (今日思い出の)
(2008年平成20年8月15日)63年目の終戦記念日
人生63年目の終戦記念日を迎えて


















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─ 岡田静代 短歌集「つれづれ」 ─
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